金融機関は、主に「銀行」「消費者金融」「信販会社」という三つに分類されます。これらの金融機関が組織する業界団体が母体となり、信用情報機関を運用しています。そして、この信用情報機関が「事故情報」つまりブラックリストを保有しているのです。
ご自身がブラックリストに載っているかは、各信用情報機関の本人開示制度を利用して調べることができます。直接開示請求を行うこともできますし、郵送でも調べることができます。開示請求の申し込みは、本人以外でもできますが、実際に開示された情報は、本人しか受け取ることはできません。
それぞれの信用情報機関によって、必要な書類や手数料などに違いがあるので、借り入れをしている金融機関の種類に応じて、ホームページで確認してみるとよいでしょう。なお、結婚して姓が変わった、転居して住所が変わった等の事情がある場合には、情報の開示に時間がかかります。特に姓が変わった場合には戸籍謄本が必要になるので、事前に準備しておくとよいでしょう。
銀行、信用金庫、信用組合、農協系の信用情報機関
全国銀行個人信用情報センター(KSC)
http://www.zenginkyo.or.jp/pcic/
消費者金融系の信用情報機関
株式会社日本信用情報機構
http://www.jicc.co.jp/
信販会社系の信用情報機関
株式会社シー・アイ・シー(CIC)
http://www.cic.co.jp/
なお、各信用情報機関が保有するブラックリストは、過剰な貸し付けを防ぐために、相互に情報交流を行っています。つまり、A銀行で借入返済を3か月以上遅れてしまった場合、その遅延情報が信用情報に登録され、他のBクレジット会社もその情報を知ることができます。そのため、Bクレジット会社で新規の取引ができない場合があります。