ブラックリストとは、「事故情報」のことを言います。ブラックリストという名簿が、実際にあるわけではありません。
クレジットカードを作ったりローンを利用したことがある方は、申込みの際に氏名、住所などを書いたり、登録したと思います。それらの住所、氏名、連絡先といった顧客情報は「信用情報機関」に登録されることになります。そして、クレジットの返済やローンの返済が一定期間遅れたり、破産した場合などに、こうした情報が「事故情報」=「ブラックな情報」として登録されます。これが「ブラックリスト」なのです。
「事故情報」としてブラックリストに登録される具体的なケースとしては、①延滞(約定返済日より約定返済日より一定期間返済が遅れた場合、3回以上滞った場合)、②債務整理(民事再生、自己破産、任意整理などの手続をした場合)、③代位弁済(借りた本人が返済できなくなり、連帯保証人等が代わりに支払うことになった場合)があります。